起業の理由:M&Aの闇の撲滅とDXのインパクト

MAITコンサルティングを立ち上げた背景(と少しだけ
M&Aの闇とDXのインパクトについて説明します)
こんにちは、MAITコンサルティングの北川です。
皆様はいつかは起業をしてみたい、起業してみた、という方は多いのではないでしょうか?本日は私と仲間たちがMAITコンサルティングを起業した背景をご紹介します。
結論から言いますと、私と仲間たちがMAITコンサルティングを起業した理由は、以下の3点です。
① M&Aの失敗をできる限り無くし、正しいM&Aによる経営者や従業員の皆様に幸せになってもらいたいと考えたこと(M&Aの闇といわれるような案件を無くしたい)
② 人手不足などで苦しむ多くの中小企業にとって、DX(デジタルトランスフォーメーシ)を通じた「経営の見える化」が課題解決のキーであり、その適切な導入サポートが経営課題の解決そのものになりえると考えていること
③その2つを組み合わせるとあらゆる経営課題の解決を前に進め、より強い会社になることをご支援できると考えていること

M&A業界を揺るがした事件(M&Aの闇)
いきなり「M&Aの闇」といわれてドキッとした人もいらっしゃるのではないでしょうか。
突然ですが、みなさまは「ルシアン事件」って聞いたことはありますか?
ルシアン事件とは概要を簡潔に言いますと、2021年ぐらいに投資会社ルシアンホールディングス(以下「ルシアンHD」)が実施した詐欺的なM&Aのことで、被害は2年で約40社に上りました。
具体的には、ルシアンHDは買収先企業の現預金を引き出し、資金繰りを悪化させる手法を繰り返し、中には既存債務の経営者保証を解除しないまま、代表者が行方をくらますケースもあり、売り手企業の元経営者が多額の債務を背負う事態となりました。
ルシアンHDは仲介会社を通じて買収を進めていましたが、仲介会社の中には、買い手企業の信用調査を十分に行わず、成功報酬を優先するあまり問題のある買い手を紹介するケースもあったとされています。
(なお、その後、中小企業庁が是正措置として直近では2024年9月に「中小M&Aガイドライン」を改定し、M&Aを活用できる環境を整備が図られています)
MAITコンサルティング起業の理由
私は当時このニュースを聞いた際に、あまりのM&A仲介会社のずさんな対応に驚くとともに、被害にあった中小企業の経営者や役職員の皆様の惨劇に胸を痛めました。必要に応じて事業承継を進めていた経営者の皆様や社員の皆様が、加害者により大切な資金を奪われ、借金に追われ経営できなくなる事態に陥っていたのです。
そんなM&Aがあって許されるのか?というのがM&A業界に20年超在籍している私の見解です。
私は大手証券会社などでのM&Aの経験が長く、M&Aサービスやアドバイザリーサービスにかかる厳しい社内ルールの中で仕事をしてきたのですが、MAITコンサルティングを立ち上げた理由は、大手証券会社などで対応しきれないM&Aの失敗を少しでも減らし、経営者や従業員の皆様に幸せなってもらいたいと考えてたからです。
もう一つのDX(デジタルトランスフォーメーション)という経営改善の選択肢
DXとは簡単にいうと「ITやデジタル技術を使って、仕事のやり方・ビジネスの形を大きく変えていくこと」です。たとえば、以下のような例が挙げられます
- タイムカードによる出退勤管理や残業管理 →PCやアプリ上で勤怠や残業代も管理
- 紙の書類 → クラウド上で共有
- ハンコで承認 → 電子サインでサクッと完了
- 対面営業 → オンライン商談やチャットサポートへ
- 日誌 → 社内のツイートで管理 等
別途DXについては改めてブログに乗せたいと思いますが、これはきちんとしたDXを導入できれば、人で不足に悩む日本の企業にとっては、もっとも有効な手段であると私は実感しています。それをIT会社の製品やサービスにとらわれず、最適な形でお届けしたい、というのがMAITコンサルティングを立ち上げたもう一つの理由です
まとめ
やや話が長くしてしまいましたが、失敗しないM&Aアドバイスとお客さま目線に寄り添ったDXサポートが私たちの存在意義と考えています。
MAITコンサルティングでは20年以上にわたりM&Aを大手証券会社や外資系投資銀行で行ってきたプロフェッショナルと、様々な業界での起業やITコンサルティングの経験を有するプロフェッショナルが、皆様の事業承継や成長投資などのM&AとDX化をしっかりとサポートします。
ご関心のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。お待ちしております

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