M&Aを活用して事業承継を成功させる方法【2025年最新版】

みなさん、こんにちは。MAITコンサルティング北川です。

「そろそろ会社の将来を真剣に考えたい」「自分の代で終わらせたくないが、後継者がいない」
そんな悩みを抱えている50代、60代、70代の経営者の方は年々増えています。

本記事では、M&Aという選択肢を活用した事業承継の進め方について、2025年の最新動向も踏まえながら、わかりやすく解説していきます。

目次

  1. M&Aによる事業承継とは?
  2. なぜ今、M&Aが注目されているのか
  3. 事業承継M&Aの進め方【5つのステップ】
  4. M&A成功のポイント
  5. よくある誤解と注意点
  6. まとめ:事業の“未来”をつなぐ選択を

1. M&Aによる事業承継とは?

M&A(エムアンドエー)とは、「Mergers and Acquisitions」の略で、企業の合併・買収を指します。
事業承継の文脈では、自社を第三者に譲渡することで、後継者不在でも会社を存続させる手段として注目されています。

特に中小企業の場合、「子どもや親族に継がせない/継がせられない」というケースが多く、M&Aは現実的かつ有効な選択肢となっています。

2. なぜ今、M&Aが注目されているのか

後継者不在企業の増加
 中小企業庁によると、60歳以上の経営者の約半数が「後継者未定」とされています。

黒字廃業のリスク
 業績が良好でも後継者がいなければ廃業を余儀なくされるケースも。M&Aはそれを回避できます。

買い手ニーズの多様化
 成長戦略として中小企業を買収したい企業や投資家が増え、「良い会社は売れる」時代に。

3. 事業承継M&Aの進め方【5つのステップ】

ステップ1:自社の現状把握・価値の整理

まずは自社が「どんな強みを持っているか」「買い手にとって魅力があるか」を明確にしましょう。また、自社を高く売るための事業計画も策定しましょう。自社での整理が困難な場合には、ステップ2のように専門家に相談するのが客観的に自社の価値を整理できて有効です

ステップ2:専門家への相談

M&Aの経験が豊富なアドバイザー(仲介会社・M&Aコンサルティング会社など)に早めに相談するのがカギです。

ステップ3:買い手企業の選定

業種や地域、経営方針など、自社との相性を重視したマッチングが重要です。M&A仲介会社などの言いなりになるのではなく、ある程度、自社を買ってくれる買い手候補を考えておくことが重要です

ステップ4:交渉・デューデリジェンス(企業調査)

価格や条件面だけでなく、社員の雇用継続やブランド存続にも配慮が必要です。またデュー・ディリジェンスでは、事業計画をしっかりと裏付けに基づいた説明が重要です。借り入れがある場合には、どう買い手に引き継ぐかも交渉のポイントです

ステップ5:契約・引き継ぎ・クロージング

合意内容に基づいて正式に譲渡を実行し、買い手企業へスムーズに事業をバトンタッチします。ここでは、交渉条件がしっかり株式譲渡契約書等の契約書に記載されているか、自社や経営者にとって不利な条件はないか、弁護士などの専門家でのチェックが重要です

4. M&A成功のポイント

早めの準備(最低でも6か月〜2年前)
 準備期間が長いほど、より良い買い手と条件に出会える可能性が高まります。

社員・顧客・取引先への配慮
 信頼関係を壊さないように、丁寧な引き継ぎと情報開示が求められます。

感情の整理
 会社は「人生そのもの」。譲渡には複雑な感情も伴います。心の準備も大切です。

5. よくある誤解と注意点

誤解実際は…
「M&Aは大企業の話」中小企業のM&Aは近年、急増中です。
「売ったら社員が解雇されるのでは?」条件交渉で雇用維持を求めることができます。
「うちは小さいから売れない」ニッチでも収益性が高い会社は十分に評価されます。

6. まとめ:事業の“未来”をつなぐ選択を

M&Aによる事業承継は、単なる「引退」ではなく、あなたが育てた会社を未来へつなぐための前向きな選択肢です。
今のうちから少しずつ準備を始めることで、社員も取引先も、そしてあなた自身も納得できる形で次のステージに進むことができます。

「もし、自分の会社がM&Aできるとしたら?」
そう考えるところから、まずは始めてみてはいかがでしょうか。

MAITコンサルティングでは20年以上にわたりM&Aを大手証券会社や外資系投資銀行で行ってきたプロフェッショナルが、皆様の事業承継や成長投資などのM&Aをしっかりとサポートします。

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Akira Kitagawa
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