M&Aを成功させるためには?3つのポイントをご紹介

M&Aを成功させるためには?3つのポイントをご紹介

こんにちは、MAITコンサルティングの北川です。

M&Aってよく聞くけど、どうすれば自分の会社が高く売れるか、また会社をより良い条件で買うにはどうしたらいいか、よくわからという悩みはありませんか?

「その答えがわかれば苦労しないよ」という声も聞こえてきそうですが、この記事では、M&Aアドバイザー20年以上の経験をもつ弊社スタッフが、M&Aを成功させるために共通する3つのポイントをまとめました。

M&Aを成功させるための3つのポイントとは?

今回はわかりやすくするために自分の会社や事業を売却したいという場合をお話しします。

結論から言いますと、起業や事業の売却を成功させるためのポイントは、大きく言うと以下の3点に集約されます

1.会社を売却するための事業計画ができているか?

2.自社の魅力と課題を客観的に整理できているか?

3.適切なアドバイザー・弁護士などの専門家を起用できているか?

実際にあった成功例と失敗例とは?

では、具体例を挙げてみましょう

例えば、スマートフォンのアクセサリー(スマホケースや、充電器やケーブル、モバイルバッテリーなど)を扱い、高速充電やデザイン・品質に特長のある会社があったとします。

この会社は創業者が1代で作った会社で、うまく差別化を図ることで高い利益率を出せていました。創業者は「そろそろ引退して新たなオーナーに会社を任せたい」と考えていますし、競合他社と比べても利益が出ているため「高く売れるだろう」と考えています。

ここで成功パターンと失敗パターンに分かれます。

成功パターン

成功ケースではオーナーは、自らで考えるだけではなくM&Aアドバイザーと一緒に「その高い利益率はなぜ現在得られているのか」「それが事業計画の期間中、なぜ維持され、会社は更に成長していくのか」「課題製品(事業)は何で、それをどう他の製品でカバーしていくのか」「その整理を客観的データともに説明できるのか」を徹底的に分析し、整理しました

自身の「経験と長年の直観に基づく経営計画やノウハウ」を論理的に整理して、買い手に伝えていくのは非常に大変でしたが、想定を上回る金額で新しい株主に売却することができました。

失敗パターン

こちらのケースでは、オーナーは「直近良かった決算」をベースに、それが中期経営計画の5年間の間続く前提で事業計画を作成しました。また、付き合いのある金融機関の方に相談し、その銀行員をM&Aアドバイザーに起用しました。

そのアドバイザーは経験はあるのですが、オーナーとの力関係が弱く、オーナーの言われるままの計画そのまま買い手に示し交渉を続けました。その事業計画は、直前期に流行ったスマホケースが今後5年間売れ続けるという計画でしたが、中国のSHE●NやTE●U等で売られているものと差別化しにくい製品でした。

結局、成功ケースのように課題は課題として認め、それをどう補うかを綿密に整理することができなかったため、最終的には数年たっても売却できず事業承継ができませんでした。

まとめ

このケースは、会社は違えど実際にあった成功と失敗のケースです。M&Aを成功させるための3つのポイントの重要性が理解できましたでしょうか?

特に、客観的に会社の良い点も悪い点も評価し、交渉を成功に導くM&Aアドバイザーを、これまでの取引関係などだけで決めずに、きちんと選ぶことは重要です。

MAITコンサルティングでは20年以上にわたりM&Aを大手証券会社や外資系投資銀行で行ってきたプロフェッショナルが、皆様の事業承継や成長投資などのM&Aをしっかりとサポートします。

ご関心のある方はぜひお問い合わせください。弊社は、皆様の事業承継の成功や創業者利益の獲得、M&Aを通じた会社や社員の皆様の成長などを実現するサポートできれば幸いです

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Akira Kitagawa
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